「サファイア」は、かつては青い石全般を指す言葉で、ラピスラズリをサファイアと呼んでいた時代もあります。鉱物としてはコランダムの一種で、硬度はダイヤモンドに次いで高くモース硬度9を誇ります。赤いものをルビー、それ以外の色のものをサファイアと言います。産地ごとに異なる色合いがその価値を大きく左右します。なかでも、世界中で愛されているのはやはり、美しい青色のサファイアです。
特に美しいサファイアには特別な名前がつけられていることが多く、インド・カシミール地方の矢車草色のものを「コーン・フラワー」と呼ぶことがあります。ミャンマー産のロイヤルブルーのサファイアは価値があるとされていますが、こちらも供給が不安定で、現在の主要な産出国はスリランカやタイとなっています。
サファイアの相場としては、0.88ctのサファイアと0.2ctのダイヤのリングで36,000円程度です。